なぜ聞き上手の男性がモテるのでしょう?
女性の体験談をもとにその秘密に迫ります。
相槌を打って聞いていたのに女性に嫌われた男、話が苦手なのに女性の心を鷲掴みにした男、一般的にしてはいけない言われるアドバイスをして女性の信頼を高めた男、そんな男と出会った3人の女性の体験談です。
最初に質問です
あなたがパーティ、会合、合コンなどに出かけて帰宅した後に次の言葉をつぶやきました
a) 「あーぁ、今日はいっぱい喋ってきたなぁ」
d) 「あーぁ、今日はたくさん話を聞いてきたなぁ」
どちらの日の方が満足度が高いでしょうか?
聞いてばかりだとストレスたまりそうですし…
もちろん、それだけではありません
話を聞いてくれた相手の男性に親近感、信頼感をもち、やがて恋愛感情さえ強まってきます
「うん、うん」「それで」と、相槌を打ちながら聞いている段階でもまだダメですね
そして、よく言われる「さすがですね!」などというさしすせそで聞くのも問題外!
それでは具体的にお伝えしていきましょう
相槌を打って聞いていたのに嫌われた男の話
女性は男性に比べてお話好き、つまりおしゃべりです
そのお話好きな女性であっても、無言の相手より相槌を打ちながら聞いてくれる相手の方が圧倒的に話しやすいです
そこで良く使われるのが次のようなさしすせその相槌となりますがこれはダメです!
こんな情報、あなただけでなく多くの女性も知っていますから(^-^;
さ 「さすがですね~」「さすがだね」
し 「知らなかったです~」「知らなかったわ」
す 「すごいですね」「すごいね~」
せ 「センスいいね」
そ 「そうなんだ」「そうなんですか~」
ある女性の体験談をお聞きください
20代の女性が友達の紹介で会った同い年の男性と初デートでのことです
食事中に他愛もない話をしていると要所要所で
「それって面白いね」
と言われました。
最初は特に気にしていなかったのですが、言われるたびに段々フラストレーションがたまってきて、気づいたのですが
「面白いね」と言われると、それから先の会話が続かなくなるのです。
「ありがとう」や「そんなことないよ」と答えるのもおかしい気がして、段々苦笑いしかできなくなりました。
数年ぶりに彼氏を作ろうと意気込んでいた私にとって、出鼻をくじかれたというか、まさかのところで嫌になってしまい、正直恋愛するのが面倒になるほどトラウマに近い言葉になりました。
それ以来、話を早く切り上げたいときや、嫌いな人と話すときは積極的に「それおもしろいねー!」と言うことにしています。
その男性は一生懸命相槌を打ちながら聞いていたのだと思います
でも、ワンパターンで繰り返される相槌に女性は感じるのです
「この人はただ聞いているだけだ」と!
この男性がさきほどのさしすせその相づちを駆使しても結果は同じだったかもしれません
✔ この女性はどんな性格の人なんだろう
✔ どんな仕事をしているのだろう
✔ 仕事は充実しているのだろうか
✔ 趣味はあるのかなぁ
✔ ファッションセンスがいいけどなぜだろう
✔ 明るいけど友達は多いのかなぁ
これからお付き合いをしたいと思う女性であれば、こういった興味がわくのは当然です
もちろん、これを機関銃のように聞けばまるで刑事の尋問のようになってしまいます
それにあなたの話が中心で女性は答える側に回ってしまいます(^-^;
いかに女性を主役にして、女性からたくさん話してもらうかが大切で、そのためにはあなたの知りたいという強い思いが根底に必要なんです
話が苦手な男性が女性の心をわしづかみにした話
よく言われるようなさしすせその相づちなどをテクニックとして使ってはせっかくのチャンスが台無しという話はすでに触れました
ところが、次に紹介するA子さん(20代会社員)は男性の「うん、うん」という相槌しか打たないのに一気に好意を抱いたようです
その秘密はどこにあるんでしょう
辞めることを決意する前日、どうしようもなくなり当時付き合っていた彼氏に泣きながら電話をしました。
彼は電話で話すのが苦手で長電話などしないのですが、その時はずっと私の話を聞いてくれて「うん、うん」と何度も相槌を打ってくれました。
少し落ち着いた頃、仕事を辞めようと思っていると打ち明けたところ、彼が「A子が頑張っているのは良く分かっているよ、もし仕事を辞めることになってもどんなことがあっても俺はA子の味方だからな」って言われたことが本当に嬉しくて、そしてとても安心したことを覚えています。
その一言が背中を押してくれたお陰で、私は仕事を辞めることができました。
社会人になって初めての職場で退職を決めると言うことは当時の私にとっては、重大な決断で勇気が必要でしたが、彼の言葉があったのでどんなことがあっても味方でいてくれる人がいるという信頼と安心感の元、決断することができました。
彼には本当に感謝していますし、大切なときにしっかり話を聞いてくれる真剣さに益々好きになりました。
女性が何かの相談をしてきた時、男性はついズバッと解決策を言いがちです
でも、女性は最適な解決策を示されるより、辛い気持ち、迷って苦しい心に寄り添ってほしいのです
このお話に出てくる男性は「そんな会社すぐに辞めた方がいいよ」といった解決策は最後まで言っていません
「うん、うん」とひたすら聞いて、あなたがどんな決断をしても僕はあなたの味方だよと言っているだけです
でも、それが彼女に強い信頼感と安心感をもたらしたのがよくわかりますよね
✔ 想像力を働かせて女性の置かれた状況を心に描こう
アドバイスはNGなのにさらりとアドバイスした男の話
聞き上手の男性を目指すのであれば女性にアドバイスをするのはダメです
困って相談してきた女性にこの時とばかりアドバイスをすれば、きっとその男女の関係は終わってしまいます
なぜなら女性が男性に求めるのは、先ほどお話した共感であって、アドバイスではないからです
ところが、最後に紹介するこの男性はアドバイスを、まるでアドバイスじゃないかのようにさらりと言って女性の強い信頼をつかみました
そのB子さんのお話です
新卒で入社した会社での仕事も半年が過ぎ、慣れ始めた時だった。
同期の一人があまりに仕事のできる子で、仕事の覚える速さや要領の良さ、作業の確実さを隣で見ていて毎日圧倒されていた。
仕事の「成果」で評価される会社だったため「こんな同期がいたら到底かなわないな」と自分の弱みばかりを気にするようになった。
そして、私は職場で大きなミスを犯してしまった。
使用していた機械のボタンを押し間違えたせいで、数十万円の価値のものを廃棄することになった。
完全に自信を喪失し、家に帰って泣きながら彼に電話をした。
彼は大変な仕事を一つ終えた日だったようで、かなり疲れていたに違いなかったのに、彼は優しさの塊みたいな人で、いつも通り、私の話を頷きながら聞いてくれた。
この日のミスのこと、仕事に対して自信が持てないこと、自分の強みと弱みが分からないこと、将来への不安・・・
これまで彼に不安をこぼしたことも、泣いたことも、ネガティブなことも言ったことがなかったので、彼はかなり驚いていたがいつも通り聞いてくれた。
「あ~盛大にやらかしたんだね。(笑)でも、失敗は失敗、もう終わり!」
「大丈夫! 素直に失敗を受け入れて反省し、次に活かそうと努力する責任感があるところがB子の強みだよ」と言ってくれた。
ずっと私を見ていてくれていた社会人の彼に言われた言葉は、説得力があり力がわいてきた。
まず重要なポイントはこの男性もB子さんの話に口を挟まずにただ頷いて延々と聞いてくれたこと
そして、単に慰めるのではなく、笑い飛ばしてB子の気持ちを切り替えるきっかけを作り、B子の良さを全面に出すことで解決の糸口を伝えていることです
なかなか素晴らしい男性だと思いますが、私たちも決して真似ができないわけではありません
「辛かったでしょ」
「わかるよその気持ち」
心底から湧き上がってくる感情ならよいですが、テクニックのようにこれらの言葉を使っても彼女の心には響きませんから…
傾聴スキルの高い男性はモテる
3人の男性を例に女性との会話で聞き上手になることについてお伝えしました
聞き上手になるテクニックは他にもあります
女性の斜め前に座り、やや前のめりで聞く
一般的に面接は、相手の人と真正面で向き合います
面接は緊張状態でどうコミュニケーションができるかを見極めるわけですから当然です
女性の話を聞くときには相手にリラックスしてもらいたいので、お勧めはやや斜め座りです
つまり、真正面から向かい合うのではなく、少し斜めの位置に座るようにしましょう
自動車の運転席と助手席、カウンターの隣同士もいいですね
そして体を少し前のめりにします
相手がソファにもたれかかったり、後ろにふんぞり返っていたら話す気も失せてしまいますから…
女性の話を途中で遮らない
一般的に女性はお話好きですが、全員がお話上手だとは限りません
女性がうまく話せないでいるときに話を途中で遮って男性が話し始めたら最低です
まして、次のように途中から自分の話にもっていってしまってはどうでしょう
「昨日、〇〇という映画をテレビで見て感動してしまいました」
「あぁ、〇〇なら俺も見たことあるよ、あの監督の映画は面白んだよね、他にも先日公開された◇◇なんかもう最高!」
最高どころか最低ですよね(^-^;
女性の話を否定しない
話をしていると男女問わずに次のような言葉をよく言ってくる人がいます
「でも…」
「だって…」
「でもね…」
「そんなこと言っても…」
女性との会話(議論)で勝っても何の得にもなりません。
一ヶ月もすれば何の話をしたのかさえお互いに覚えていないものではないですか?
であれば、あえてこんなところでいちいち「でも…」と言葉を返す意味はありません!
でも、大切なのはテクニックではなく
✔ 感受性を研ぎ澄まして女性の心情を感じよう
✔ アドバイスは女性の強みを生かして伝えよう
このように女性の心情に寄り添い、あなたの心で応えることではないでしょうか